
大野の地下水について |
大野市は恵まれた水環境を次世代に残すため、様々な努力を続けています。
地下構造探査など地下水に関する調査を行うと同時に、市内に地下水位の観測井戸を設置し、約30年にわたり観測を続けています。また、地下水位の低下する冬期間には涵養地帯の水田を借り上げて湛水を行うという対策をとっています。昭和52年に5.5ヘクタールで始めたこの事業は、現在も10ヘクタールの水田を借り上げ実施しています。

平家平ブナ林 |
平成8年には、真名川上流に位置する通称「平家平」にある196haのブナ林を取得しました。ブナやミズナラなどの広葉樹林は自然のダムの役割を持ち、地下水の源になっています。また、同地内は自然散策や森林浴など市民の憩いの森としての最小限の整備をするにとどめ、水源の涵養や自然景観の保全に努めています。

地下水位表示板 |
また、涵養対策と併せて、地下水が市民の共有財産であり、限りある資源であることを理解してもらうための様々な活動を行い、さらなる節水対策を図っています。平成10年に開校した大野明倫館の「環境学科」では、大野市の地下水の流れや水環境の保全について、地下水位調査などの野外観測を交えた授業が行われています。昭和52年に制定した「大野市地下水保全条例」では、大口の地下水採水者は、量水計を設置し採水量を報告することを義務付け、原則として冬季の融雪に地下水を使用することを禁止しています。また、指標としている春日観測井戸で一定水位まで低下すると注意報や警報を発令し、市民に節水を呼びかけます。これらの地下水保全に対する取組みが認められ、大野市は平成13年度環境省アメニティあふれるまちづくり優良地方公共団体表彰を受賞しました。
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