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勝山市   越前若狭ふるさとリポート  
  勝山市 「勝山市エコミュージアム」を推進し、市の「復興」、「再生」を目指す 勝山市
  ふるさと元気博物館    
 
恐竜エキスポの成功をステップに!

 勝山市は、県下最大河川九頭竜川の中流に位置する、白山山系の豊かな自然の恵みのもとで発展してきた人口3万人のまちです。
 勝山市は、昭和63年に市内北谷町の杉山川岩壁において、恐竜の化石が発見され、日本一の恐竜化石の発掘地として一躍全国に名をはせるようになりました。以後、勝山市は「恐竜王国勝山」として、恐竜を活用したまちづくりを推進してきました。平成12年7月には、日本最大級の古生物専門博物館である「福井県立恐竜博物館」が完成し、その開館を記念して開催された「恐竜エキスポふくい2000」では、県内外から80万人を超える人が来場し、大成功を収めました。
平泉寺白山神社  しかし、恐竜エキスポの成果をどのようにまちづくりに活かしていくのかが市民の間で問われることになりました。当市には、悠久の歴史をもち全国的にも有名な「平泉寺白山神社」、西日本最大級のスキー場がある「法恩寺山リゾート」、新しい名所となっている越前大仏、勝山城博物館など数多く集客性のある施設があります。これら魅力にあふれる資源を有機的に結びつけ、まちづくりに活かしていこうという流れが生まれ始めました。これが、「勝山市エコミュージアム構想」です。

 
勝山市エコミュージアム推進計画
勝山市エコミュージアム推進計画

 勝山市ではエコミュージアム構想を推進していくため、平成14年10月に「勝山市エコミュージアム推進計画」を策定しました。計画では、勝山市全体を博物館として捉え、キャッチフレーズを「ふるさと元気博物館」としました。
博物館の展示品にあたる最も重要なポイントとなるのが市内各所にある「遺産」です。計画では、より多くの魅力を引き出すよう、あらゆる角度から勝山市の「遺産」を発掘、活用します。
 では、勝山市のエコミュージアムでいう「遺産」とはいったいどのようなものでしょうか。ここでいう遺産とは、国や市による指定文化財はもちろん、各地域に伝わる年中行事や郷土芸能、伝説、さらには勝山市の豊かな自然などです。また、これまでスポットライトを浴びることのなかったものにも目を向け、その魅力を再発見し「遺産」とします。
 この遺産を、平泉寺白山神社に代表される「歴史遺産」、九頭竜川に代表される「自然遺産」、そして勝山市の産業の発展を支えてきた機業に代表される「産業遺産」の3つに分け、再発見していきます。これらの遺産の再発見を、市民がみずから行うことで、勝山市に対する誇りをもってもらいたいと考えています。

 
市民主体のまちづくりをめざして

 エコミュージアム推進のための最も大切なキーワードは、“市民の参画”です。市内全域でエコミュージアムを推進していくためには、地域の人々の参画が不可欠です。
 すでに市内の10地区すべてにまちづくり団体が設立され、この団体を中心に地域ごとにエコミュージアムを推進していきます。市では、この活動をバックアップするために平成14年度から「わがまちげんき発掘事業」に着手しました。
 「わがまちげんき発掘事業」は、市内各地のまちづくり団体に対し財政支援を行い、各地区の地域特性を生かした個性あるまちづくりを推進していく事業で、市民が主体となったまちづくり活動が展開されています。

 
今後の課題について

 エコミュージアムという考え方が示されて以来、地区懇談会やシンポジウムなど、様々な機会を通じて市民にアピールしてきました。推進には市民の参画が不可欠ですから、今後も様々な機会を通じてエコミュージアムをアピールしていく必要があります。
 また、将来は、まちづくり団体のNPO法人化も視野にいれながら、市民と行政が協力して活動していく必要があります。

 
今後の展開について

 勝山市には、毎年100万人を超える観光客が訪れており、市内のさまざまな遺産にふれることで、観光客と市民の交流という人の往来の促進により地域を活性化し、勝山市の「復興」、「再生」をめざしたいと考えています。それぞれの地区の活動が活発化し、「遺産」が発掘、整備され、市民がその魅力を再発見するとともに、市全体の遺産を連携し、市外から訪れる観光客に対し、勝山市はどのような場所なのかをアピールしていきます。