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春江町   越前若狭ふるさとリポート  
  春江町 ボランティアと一体となった
「町民総参加型」公園の創造
春江町
  ゆりのまちづくり事業    
 
ゆりのまち春江
 春江町は、福井平野のほぼ中央に位置する人口約2万4千人の町です。当町は、明治22年4月の町村制公布によって、当時の春近郷と江留郷の頭文字を取って春江村となりました。当時は九頭竜川扇状地の中に開けた豊穣の地で米作を主体に生活を営んでいましたが、明治中期から絹織物の生産が始まり、大正から昭和初期にかけて「シルク春江」の名が国内はもとより遠く海外まで知られるようになりました。昭和17年4月に発展の基礎固めとなる町政を施行し、町勢の進展に努力を傾注し、昭和30年に春江町、大石村、磯部村の一部が合併して、新生春江町が誕生しました。
 
ゆりを活用したまちづくり
ゆり型街灯
ゆり型街灯
ゆりがデザインされた橋の欄干
ゆりがデザインされた橋の欄干
公共施設の看板にゆりマーク利用
公共施設の
看板にゆり
マーク利用
 その後、昭和51年4月には町村合併20周年を記念して、今後のまちづくりの核とすべく町のシンボル的位置づけとして、町の花「ゆり」を指定しました。清楚なうちにも優雅なゆとりのある姿は特産品である「絹織物」から受けるイメージに合い、また、町民性のシンボルにふさわしいものとして町花に指定されました。
 町花指定後は、ゆりをデザイン化した大型ゆり型街灯の設置、各公共施設や集落の案内看板や誘導看板にゆりのマークを使用、イベントとしては、ゆり創作展やゆりマラソンの実施など、ゆりをシンボルとした多くの事業を展開し、「ゆり」のまちづくりはようやく近年、町民に浸透し、定着してきました。
 春江町にとって「ゆり」は、まちづくりを進める上での行政と住民のキーワードとなっています。
 
ゆりの里公園(ユリーム春江)
ゆりの里公園
ゆりの里公園
 このような情勢の中で、平成2年に策定した第4次春江町総合振興計画に「ゆりの里公園整備事業」が盛り込まれ、平成13年6月にオープンしました。
 3,800uの展示圃場には大小12区画の花壇が配置され、6月頃の開花時期には、約30種のユリの花と約20種のユリ科の植物が一面を埋め尽くします。また、バーベキュー広場やふれあい貸し農園、そのほか農事研修室やパソコン研修室など、様々な設備も整っています。
 この公園は、管理運営の基本理念を「町民総参加」としており、今後さらに地域の振興を図るために、住民の交流、レクリエーションの場、ゆりをはじめとする住民の農業体験、研修の場、農業に関する情報の受発信の場として位置付けていくことが必要となっています。
 観賞ハウスには季節毎に草花が咲き、毎年多くの観光客が訪れています。
 
行政と一体となったボランティア
ゆりブランド部会手作り看板
ゆりブランド部会手作り看板
ゆりブランド部会活動風景
ゆりブランド部会活動風景
 この公園を運営していく上で、不可欠なのは、ボランティアの方々のパワーです。特に活躍している部会に、平成11年に町内の企業や住民から公募された100人委員会から発展したゆりブランド部会があり、現在13名の男性会員のみで活動しています。当部会では、これまで開催される様々なイベントの手伝いをはじめ、ゆりの里公園の手作り看板の制作、町花「ゆり」に関する提言などを行ってきましたが、活動の一つに、“父の日に「ゆり」の花プレゼント運動”があります。この運動は、“家庭での主役「お父さん」に花の主役「ゆり」をプレゼントし、父への感謝を表す。そして家族のコミュニケーションを図り、明るい家庭づくりを目指す”というコンセプトから始まりました。父の日には、この事業の街頭PRとして、この公園やショッピングセンターにおいて多くの方に町花「ゆり」の配布を行っています。
 この団体は、町花「ゆり」と「ゆりの里公園」を町内はもちろん、県内、県外の方に知っていただき、ふるさと春江を大事にしていこうという気持ちからこの活動を行っています。
 その他、「ゆりの里公園」の展示圃場を一般の方に開放し、ゆりを中心とした草花を自由に植え楽しく魅力ある花壇づくりをめざすボランティア団体「夢、遊李起こし隊(ゆめ、ゆりおこしたい)」があります。平成12年8月に公募し、町内4組16名の隊員の方が活動しています。隊員の方は、それぞれの花壇に思い思いのデザインで季節の花を植栽し、年間を通じて各グループに割り当てられた圃場の運営管理をしています。
 また、町内各種のボランティア団体がゆりの里公園イベント時には積極的に協力し盛り上げています。イベント当日は大勢の人でにぎわいます。イベントでは、ゆりの切り花やゆりポットの販売を行ったりするなどの企画を行い、ゆりのPRとゆりの里公園の有効活用に一役買っています。
 今後これらのボランティアのみなさんとの交流を大切にして、「町民総参加型」の公園を創造していきたいと思います。
 
今後の課題と問題点
 「ゆりの里公園」の今後の活用方法等について、ご意見をお待ちしております。
 どんなことでも結構ですので、よろしくお願いします。

【お問合せ先】
ゆりの里公園管理事務所
  電話:0776-58-0100
  Eメール:harue@yurinosato.com

春江町企画政策課
  電話:0776-51-1100
  Eメール:kikaku@town.harue.fukui.jp
 今後も、町花「ゆり」に親しむためのソフト事業を中心に、ボランティア団体と一体となって、ゆりのまちづくりを進め、子供から大人まで多くの方に参加してもらえるソフト事業を企画していきたいと考えています。
 課題としては、「ゆり」をまちのシンボルとして確立するため、ゆりの生産者、生産量とも全国に誇れるものにしなければなりません。今後は、「ゆりの里公園」をゆり生産振興の拠点としても活用し、ゆりの栽培技術を確立し産地の安定と拡大を図り、地域特産として町花「ゆり」の生産振興を図るべく、栽培農家の育成・支援、「ゆり」を活用した商品の開発や、「ゆり」に関わるまちとの意見交換など、様々な取組みをしていきたいと考えています。