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朝日町   越前若狭ふるさとリポート  
  朝日町 うるおい泰夢を享受し、
人の息吹を感じるまち
朝日町
  泰澄大師と幸若舞のふるさと  
 
風にそよぐ歴史ロマンの街
本格的な総合植物園プラントピア
本格的な総合植物園プラントピア

 朝日町は、分離丘陵などが散在する丹生山地の山裾に位置する人口約1万人の町です。越知川流域では谷部の美しい景観が里山自然の背景を形づくっており、また、四季折々の植物が楽しめる本格的な総合植物園「プラントピア」のある緑豊かな小田園都市です。歴史的にも約3千年程昔から丹生の中心地として栄えていたとされています。
 町民参加の町をあげてのイベントも行なっており、毎年8月初旬の2日間にわたり、朝日町民が総参加で繰り広げる夏最大のイベント「あさひまつり」は、多彩なアトラクションの披露や参加により町民同士の親睦と連携を深めることのできる、充実した内容の郷土色豊かなまつりです。華やかな「民踊パレード」に続いて勇壮で華麗な「あんどん山車」が登場し、多くの観光客でにぎわう真夏の夜を彩ります。また、11月開催の地域文化の発展と活性化を目的とした「あさひ産業感謝祭」は、抽選券つきもちまき・歌謡ショーなどバラエティに富んだイベントを開催し、大盛況です。

あさひまつり「あんどん山車」
あさひまつり「あんどん山車」
あさひまつり産業感謝祭「抽選券つきもちまき」風景
あさひまつり産業感謝祭
「抽選券つきもちまき」風景
 
泰澄大師ゆかりのふるさと
泰澄大師像
泰澄大師像
 日本海に面した北陸一帯は、北九州・山陰などとともに当時最新の大陸文化を受容する地域であり、かつて「越(こし)」と呼ばれていました。「越」の中心的存在である越前の中にあり、泰澄大師ゆかりの越知山は、山岳信仰の原型が眠る場所でもあります。
 泰澄大師は、飛鳥時代(7世紀末)、越前国麻生津(現 福井市三十八社町 泰澄寺)に生まれ、14歳の時、夢のお告げで越知山に上り、苦行難行の7年後、21歳の時ついに仏の教えを悟ったといわれています。
 他にも、泰澄大師に関しては、数多くの伝承が残っており、最近の調査などによると、西は長崎県から北は山形県までと今や全国約700ヶ所を数え、相当な影響力をもった人物であったことが推察されます。これだけ広範囲に伝承が残る一地方の僧はあまり例がなく、その伝承の発信・中心地がこの朝日町にあります。
 地元団体には、平成元年から民間の有志で結成している「あさひ泰澄塾」があり、泰澄の遺徳を広く町民に知らせようと活動しています。町内はもちろん、全国に残る泰澄ゆかりの地を訪ね、寺院や仏像、伝承など情報収集をし、多くの人々と交流しまちづくりを勉強しています。
 
文化財悉皆(しっかい)調査事業
大谷寺の悉皆調査
大谷寺の悉皆調査
土器接合作業風景
土器接合作業風景
 この「越の大徳(こしのだいどこ)」と崇敬されこの地で入寂された泰澄大師が開いた朝日観音・大谷寺(おおたんじ)などの文化財や遺跡が今も残る朝日町では、平成12年度から、町独自の文化財悉皆調査事業を開始しました。
 この悉皆調査は、単に文化財の把握をするだけでなく、例えば、継体天皇(ヲホド王)や、泰澄伝承の生まれた背景などを研究するもので、この調査により、現在、約百箇所の遺跡の存在を確認しています。その中でも、縄文時代中期を代表する栃川遺跡では、大量の土器・石器などが出土し、当時の生活を垣間見ることができます。古墳時代のものに朝日山古墳群があげられ、約二百基近くの数の古墳が存在し、特に、経ヶ塚(きょうがづか)古墳は南越盆地でも最大級の規模の古墳となっています。
奈良時代の佐々生窯跡群から出土した大量の須恵器の中には、鉄鉢・塔などの仏具を模倣したものもあり、当時の信仰形態を解明する上でも貴重な資料となっています。平安時代のものでは、現在の大谷寺の裏山に位置する大谷寺遺跡群があげられます。中世になると、大谷寺関連の遺跡が増加し、当時の大谷寺の勢力の大きさを物語っています。
 
泰澄の杜に露天風呂オープン
庭園露天風呂
庭園露天風呂
広々とした「泰澄の杜」浴室
広々とした「泰澄の杜」浴室
 泰澄大師の名を冠し、平成8年10月にオープンした朝日町自然とのふれあいの里「泰澄の杜」は、自然植生によるたくさんの樹種が生い茂る自然林に囲まれた、四季折々の自然とふれあえるすばらしい環境の中にある観光拠点施設です。
 西部地区に湧出しているアルカリ性単純温泉を利用した温泉宿泊施設を核に、屋内ゲートボール場、バーベキュー施設(4月〜11月)、ぶどう狩り(8月中旬〜9月中旬)が楽しめるぶどう園、芝生広場、散策路など付属施設も充実しています。
 この会合や各種宴会もできる温泉宿泊施設は、年間約10万人の方々にご利用いただいている人気の施設です。
 平成14年12月には待望の庭園露天風呂がオープンしました。開放感あふれる庭園露天風呂は、入浴された多くの方々にのびのびとリラックスできるとご好評いただき、連日大勢のお客様でにぎわっています。入館者も平成15年1月には65万人を達成しました。
 
朝日町ふるさと特産品
かぼちゃパイとかぼちゃクッキー
かぼちゃパイとかぼちゃクッキー
フリーズドライ製品と漬け物
フリーズドライ製品と漬け物
 朝日町ふるさと特産加工場では、朝日町の特産品である「小菊かぼちゃ」や地場農林産物の椎茸などを使った特産品を加工しています。
 色、香り、栄養価が損なわれないフリーズドライ製法により製造された「かぼちゃんポタージュ」や「かぼちゃパウダー」、「椎茸汁」などは、家庭で手軽に楽しめる商品として大好評です。その他「かぼちゃ入りソフトクリーム」や「かぼちゃクッキー」、「梅干し」、「だいこん菜」などが年間を通して製造販売されています。
 「かぼちゃクッキー」、「かぼちゃ入りソフトクリーム」が平成9年に販売されてからしばらくが経ち、かねてより要望の多かった朝日町のお土産としても利用できるお菓子の商品化に取組みはじめました。
 試作や試食を重ねた結果でき上がった「かぼちゃパイ」は、一口サイズで香ばしさがふくらむ飽きのこない味に仕上がっています。平成11年11月より町内の施設で販売を開始し、現在は温泉宿泊施設「泰澄の杜」や「道の駅」、「植物園プラントピア」を利用された方がお土産として利用されています。
 
今後の展望
 このように「歴史」、「文化」、「自然環境」に恵まれた当町は、「21世紀の新時代を拓く うるおい泰夢を享受し、人の息吹を感じるまち」をテーマとする第4次総合計画を指針に、これらの特性に配慮し、人と自然にやさしくふるさとへの愛情を育んでいけるまちづくりを進めていきます。