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越前町   越前若狭ふるさとリポート  
  越前町 子供から大人まで家族ぐるみで
満足できる観光のまちを目指して
越前町
  越前がにとまちづくり    
 
漁業と観光のまち
冬の味覚の王様 越前がに
冬の味覚の王様 越前がに
活気あるせり市
活気あるせり市
 福井県を代表する越前漁港には、対馬暖流とリマン海流がぶつかり日本の四大漁場のひとつに数えられる越前岬沖から、四季を通して多くの魚介類が水揚げされます。その漁獲高は県内随一を誇り、その新鮮さが本町を訪れる人々を魅了しています。
 特に、11月から3月までの期間水揚げされる、冬の味覚の王様「越前がに」は有名です。国道沿いに点在する「魚やさん」で白い湯気をあげながら、かにがゆでられている風情は、越前に冬を告げる風物詩として定着しています。
 また、越前海岸のシンボル「呼鳥門」に代表される男性的な海岸線と切り立った断崖に咲く香り豊かな「越前水仙」、そして、湯量豊富な「越前温泉」が湧出しており、昭和43年に本町の海岸線が越前加賀海岸国定公園に指定されて以来、観光の町としても脚光を浴び、そのPRに努めています。
 
町を取り巻く厳しい状況の中で
越前町の主な施設
露天風呂「漁火」   アクティブハウス越前
露天風呂「漁火(いさりび)」
眼下に広がる日本海の荒波に体をゆだねながら入る露天風呂。
ぬめりのある温泉が人気。
  アクティブハウス越前
越前温泉を利用したアクアリゾート施設。1階が温水プール、2階がサウナ。25mプールや流水プール、スライダーが人気。
越前水仙ランド   自然文学資料館
越前水仙ランド
越前水仙の群生地として知られる越前岬にある公園。平成12年11月には、一年中水仙が楽しめる「水仙通年鑑賞庭園」がオープン。
  自然文学資料館
越前にゆかりのある、文学者の作品を展示した資料館。越前水仙をハイビジョン映像で紹介するナルシスシアターが人気。
 しかしながら、本町の基幹産業である漁業と観光を取り巻く環境は年々厳しさを増しています。漁業については、漁業の大型化や近代化が進んではいますが、漁獲高の減少などによる漁業経営の悪化と就業者の高齢化が進行して、漁業に従事する人の数が年々減少しています。また、観光についても、年を追って観光客が減少しており、大変厳しい状況にあります。このような状況の中で、町の特長を活かしたまちづくりを進め、観光や漁業の振興を図るため、温水プール、水仙のテーマパークなどユニークな施設を整備してきました。そして、町最大の自然資源である越前がにをPRするため、「越前がにミュージアム」(愛称・ビックラブ)を整備し、平成12年7月15日にオープンしました。
 
越前がにミュージアムについて
越前がにミュージアムの外観
越前がにミュージアムの外観
ミュージアムのシンボル「ビックラブ」
ミュージアムのシンボル
「ビックラブ」
かに目のファンタジー
かに目のファンタジー
 越前がにミュージアムは、日本で初めて、「越前がに」をテーマとした施設で、家族そろって「越前がに」を観て、知って、遊んで、食べて、楽しく学ぶことのできる個性的なアミューズメント施設です。施設の外観は、巨大な「越前がに」の姿をしています。中に入ってまず目に飛び込むのは、3階から1階までを利用し越前海岸の海岸縁から「越前がに」が生息する海底までを再現した大ジオラマです。訪れた人たちをたくさんのカニが出迎えてくれます。また、厳しい冬のかに漁、漁で賑わう町、そして深海にすむ越前がにを立体映像で楽しめる海中シアター、本町が誇る近海の魚たちが泳ぐトンネル水槽もこの施設のシンボルです。
 また、このミュージアムの大きな特徴として、漁に使った網やロクロなどを通してカニ漁と漁民の暮らしぶりの今昔を学んでいただいたり、「越前がに」と世界中から集めたその仲間の生態などを紹介するなど、大人から子供まで、楽しみながら「越前がに」を科学的に学び、海洋資源と私達の未来のあり方を考えていただくために、様々な工夫をこらしています。
 
イベントによる町の活性化
海遊歩道
海遊歩道

 町では、施設の整備ばかりではなく、いろいろなイベントを開催しており、町の活性化と全国への情報発信を積極的に行っています。「越前夏まつり」は、昭和62年から越前の夏を彩る風物詩として毎年開催し、メインイベントであるギャルみこしが人気を博しています。また、平成2年から行っている「トトリンピックin越前」は、越前漁港で水揚げされたばかりの新鮮な海の幸を漁業協同組合が安価で販売するイベントで、新鮮で安い魚貝類が人気となっています。さらに、越前がにミュージアムの開館を契機とした新しいイベントとして平成12年から「ビックラブイベント」を開催しており、他のイベントと同様に広く定着させたいと考えています。
 そして、ソフト的な面で最も力を入れているのが平成12年度から始めた「蟹の文学コンクール」です。これは、「越前がに」をテーマとした詩と俳句を全国から募集するもので、文学的な面から「越前がに」をアピールし、町の観光と文学の振興を目指すイベントです。
 その中から、小学生部門の最優秀賞といえる蟹大賞の作品をご紹介します。

平成12年度 「じいちゃんの とってきたかに うごいてる」
受賞者 坂口 起麻(たつま)くん
越前町 城崎小学校3年生(当時)
平成13年度 「すいせんが みおろしている 日本海」
受賞者 坪田 有史くん
鯖江市 豊小学校4年生(当時)
平成14年度 「町中が にぎやかになる かにのせり」
受賞者 出倉 伽純(かすみ)さん
越前町 四ヶ浦小学校5年生(当時)
平成15年度 「写生する 紙よりでかい えちぜんがに」
受賞者 伊藤 彩(あや)さん
三重県 御薗小学校5年生(当時)

 

 
今後の課題と展望
 昨今、全国に建設されているテーマパークは、年を追うごとに入込客が減少し、その存続自体を危ぶまれているところもあります。1度きりでなく、何度もこの施設に訪れてもらうにはどうしたらいいか、常に変化をしている観光客のニーズにどう応えていくかを今後も検討していかなければなりません。そのためには、越前町の様々な観光資源が連携していくことが必要だと考えていますが、まだまだ有機的に結びついていないのが現状であり、何とかいい知恵を出していかなければならないと考えています。
 また、各種のイベントの定着化・活性化を図り、町内外に情報発信を継続的に行うことによって交流人口の増加に結び付けていくことも必要です。そして、ハード、ソフト両面において子供から大人まで家族ぐるみで終日くつろげ満足できる「住みよいまちづくり」を進めていきたいと考えています。
 自然と戯れ、いろんなことが体験できる「自然・体験・ワンダーランド越前」へ足を運んでみませんか。