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| あわら市誕生 |
あわら市は、平成16年3月1日に芦原・金津の2町が合併してできた新しい市です。福井県の最北端に位置し、面積116.99ku、人口約3万2千人となりました。南は坂井町と丸岡町、西は三国町と日本海の海岸線、北と東は石川県加賀市と山中町に接しています。市の北部には北潟湖がありその周辺は丘陵地帯になっています。中央部にJR芦原温泉駅とあわら温泉街を核とした2つの市街地があり、南部は坂井平野を構成する田園地帯、東部は白山の裾野となる標高500m程の山林地帯です。田園地帯と市街地を東西に縫うように一級河川の竹田川が流れています。
交通の利便は良くて、JR北陸本線・えちぜん鉄道・北陸自動車道・国道8号と305号などの主要な交通路が南北に走り、北陸新幹線の駅が併設となるJR芦原温泉駅と金津インターチェンジは、嶺北の玄関口として重要な役割を担っています。また関西の奥座敷として有名なあわら温泉は、古くから温泉観光地として発展し、年間百万人を超える人々が温泉情緒を楽しみに訪れます。
あわら市は、美しい日本海、静かな湖や川、緑豊かな山々、優れた泉質の温泉、太陽をいっぱい浴びた農作物など、自然の恵みにあふれたところです。 |
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| 広域観光のネットワーク |

花菖蒲園 |
これからの観光は点から線へ、線から面への広がりが重要になっています。つまり団体旅行での観る観光から、少人数グループの体験する観光へ大きくシフトしています。宿から街へ、街から地域へと観光の対象が拡大し、通過型の1泊2日から連泊や再泊へと滞在が長期化しています。
平成6年に発足した越前・加賀みずといで湯の文化連邦は、福井県と石川県の県境にある、あわら市・三国町・丸岡町・加賀市・山中町の2市3町が、清涼な水と良質な温泉を基礎としてゾーン内の自然資源、文化資源をネットワークし、ハード・ソフト両面で周遊性のある広域観光・保養ゾーンを整備して、滞在型リゾートの発展を促すものです。

サイクリングパーク |
この広域共同プロジェクトとして北潟湖畔周遊サイクリングロード(愛称:北潟湖畔ハミングロード)が整備されています。平成11年に、全長3.7Kmの南湖周遊コースが完成しました。北潟湖畔ハミングロードのシンボルアイリスブリッジは、歩行者・自転車専用の真っ赤な斜張橋で、全長175m。近づくほどに美しい姿が目に飛び込んできます。北潟湖畔ハミングロードには、水辺の休憩スポットとしてサイクリングパークが配置され、普通自転車、おもしろ自転車のほか足こぎ、手こぎのボートを貸し出していて、気軽にサイクリングや水遊びが楽しめます。北潟湖畔ハミングロードと国道305号によりあわら温泉と北潟湖畔に点在していた北潟湖畔花菖蒲園、国民年金健康保養センター北潟湖畔荘、蓮如忌が行われる吉崎御坊などの観光資源が有機的に結ばれました。このサイクリングロードは、近い将来に石川県側の大規模自転車道加賀回廊と結ばれ、広域的な観光ネットワークが形成されることになります。 |
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| 北潟湖畔公園の開園 |

アイリスブリッジ |
あわら市誕生の平成16年は、あわら温泉開湯120周年とも重なり、市民融合の記念イベントがたくさん行われました。その中で広域観光ネットワークのひとつとなる北潟湖畔公園の開園式が4月27日に行われました。
北潟湖畔公園は、先に整備されたアイリスブリッジ南側のサイクリングパークに隣接する高台4haを「人と自然の共生」を基本理念にして、四季それぞれの森に整備したものです。
各エリアには、春夏秋冬の季節にふさわしい落葉高木林の群生があり、その中に4つのグラスハウスがあります。ガラス張りのこの施設は、夏にこの葉が日射を遮って涼しく、冬に落葉して日向となり暖かいという最も合理的な省エネシステムとなっています。グラスハウスという室内環境があることで、それぞれの風景を快適で安全に楽しむことができ、積極的に自然の魅力とかかわることができます。

北潟湖畔観月の夕べ |
8月28日には、北潟湖畔公園などを会場にして北潟湖畔観月の夕べが開催されました。夏の名残りと秋の始まりを感じる一夜に、遠くを眺める加越連山を背にした仲秋の月、湖面に映える月光、幻想的な灯かりの風情を愛でるイベントです。観月うまいもん市、ふる里観月茶屋でにぎわい、ライトアップされたアイリスブリッジと5000個の灯ろうがともされたあかりばやしが幻想的な雰囲気を醸しだす中、水上ステージで芸能祭が行われ、湖面に映える迫力満点の花火大会でフィナーレを迎えました。市内外からたくさんのお客様が訪れ、あわら市を代表するイベントとなったようです。 |
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| これからの課題 |
北潟湖は面積2.7 ku、周囲14q。福井県内では、三方五湖の水月湖、三方湖についで3番目に大きい湖です。加越台地が削られてできた大きい谷に、水がたたえられ最大水深4mの細長い湖です。そして意外と知られていないのですが、この湖は吉崎の鹿島の森北方で大聖寺川に合流し、日本海とつながっているのです。また、日本海との水位の差がきわめて小さいため海水が流れ込みやすく汽水湖となっていて、湖の奥へ行くほど淡水に近くなっています。このことは北潟湖の自然や歴史,人々の暮らしに様々な影響を与えています。古くからシジミやコイ・フナの淡水漁業が盛んでした。冬の風物詩としての寒ブナ漁が有名で、ゴリ網と呼ばれる地引網を使った伝統漁法が12月から3月末まで行われます。寒ブナは、名物のぶつ料理用として県内や石川県に出荷されています。
しかし、近年の漁獲量は減少傾向にあります。原因は、ブラックバス等の外来魚が増え、フナ類の卵や稚魚が犠牲になっていること。生活廃水や農業廃水が流れ込み、しかも農業用水として利用するため開田橋の水門が閉じられていて、水の動きが無くなり水質が悪化していることなどです。
北潟湖は、渡り鳥や水生生物の宝庫でもあり、貴重な自然環境を守るためには、1日も早く下水道を整備し、農業系排水対策を講じる必要があります。人間の生活圏でありながら,湿地・湖としての多様な生態系が残されていて、全国的にそのような生態系が減少している現在、北潟湖は非常に貴重な環境を留めているといえます。
身近に存在する豊かな自然と美しい湖を観光・漁業・農業とにどのようにして調和するかに知恵を絞ることで、私たち自身の生活や命を大切にすることにつながるとともに、永平寺や東尋坊にも勝る観光資源になるでしょう。 |
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北潟湖畔公園の詳しいご案内は、下記のホームページをご覧ください。 http://www.city.awara.fukui.jp/tour/tour_03_i.html |